房総散策の道すがら看板を見かけては、行ってみたいなぁと思っていたホテル。森羅(しんら)。
この房総一泊の機会に思い切ってエイヤ!っと予約。
何が思い切るってお値段一人一泊3万円です。房総で3万かぁ。とちょっと尻込み。
しかし意外にも房総近辺の旅館は、贅沢な魚介料理のせいでしょうか、
「ここかぁ・・・」と、しばし立ち尽くすほど建物に年季が入っている割には宿泊料高しです。
一度など、そこそこの宿泊料の旅館だというのに、海風でサッシが崩壊しそうな恐怖の音に眠れず、
相談した挙げ句に渡されたのは「これでなんとか・・・」とガムテープ(!)なんて宿もありました(笑)
なもんで、今後しばらくは旅行もおあずけになることだし、後悔なきよう贅沢を試みました。
さて、実際のホテルはどうだったかといえば、
海をのぞむ高台の森の静けさ、食事も風呂も完全におこもり状態・・・そんな完全プライベートでありながら、
あか抜けすぎてない思いやり感がホカホカと漂う空間。
建物内は嫌みのない心地よいアロマの香りで統一。おしぼりまでため息でる良い香りです。
そして一番は、これまたあたたかな気遣いが強烈に感じられる丁寧なお料理。
たっぷり野菜のバーニャカウダ、活アワビの酒蒸し、自慢の伊勢エビは鍋でフンワリも香ばしい焼き物も両方。
刺し盛りだって適当感皆無で全て旬のもの。一見普通のデザートには食べてびっくりの秘密が。
そして、お風呂は海を見下ろす絶景。
ちょっと寝具の質が残念・・・というのは、元インテリアを扱っていた者の偏屈なチェックかな・・・
とにもかくにも、昼間のボリンケン夫妻との心地よい時間からの延長、最高潮に体の凝りがほぐれるひと時でした。
遠出はできないけど記念日をちょっとした非日常的に過ごしたい。
なんてときは横浜方面が定番の我が家でしたが、房総のホテルも捨てたもんじゃない。
自宅からわずか1時間半で、ここまで都会の喧噪からスッパリ切り離された時間を過ごせる場所があるとは。
ぜひおすすめです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんか写真の隅々が際立っているような、新しい次元のも感じます(^_^)
海と空、雲と風
昼間のときめきの延長...
永遠のテーマですね!
でも、ガムテープの話には苦笑。
投稿情報: Borinquen | 2012年3 月22日 (木曜日) 21:11
永遠のテーマ(^^)確かにパーフェクトな一日でした。
それにしてもガムテープ。
いくらすばらしい舟盛りを頂いても、ガムテープ片手におやすみなさいはいただけないですよね。
でもあの時は、本当にサッシが壊れてしまいそうで必死にテープを貼りまくってしまいました(ーー;)
投稿情報: sumijunko | 2012年3 月22日 (木曜日) 22:16